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ありがとう

週末に飛び込んで来た、後輩の突然の訃報

必須のミーティングに出た後は、仕事はほったらかしでとにかく準備を、、、。
お通夜と葬儀の日時を確認し、あーそうだ、あたしは喪服も持っていない。
葬儀に最後にでたのも10年ぐらい前だっけな?祖母が亡くなったのはいつだったかな?
あのとき慌てて買った喪服。あ、もう捨てちゃってた!

その後友人や後輩も大方結婚したし、最近はフォーマルなものは一切用意していませんでした。何かあるとしても親族だろうから、どうにでもなるだろうという気持ちもあり。
まさかこの年で、自分より8歳も若い後輩が先に逝ってしまうなんて、想像もしていませんでした。

そんな自分の準備不足とか、そもそもここ数年会えていなかったのに、お通夜もお葬式も参列させてもらっていいものだろうか?いや何か手伝えることはないか?2人とも実家は遠方だから困っているんじゃないか?いやでもごく親しい人にしか伝えていないということだから、あまり押し掛けてもよくないのか?えっと、じゃあ誰が知ってるんだ?そして場所、1人で行ける?わかる?

そして土日入れていた予定をどうしよう?

そもそもお葬式のマナーは大丈夫なのか?自分。もうわからない、こんないい年なのにわからないことだらけーーーー!
自分にイライラしてきます。

そんなこんなを、時々彼女の写真を見ては気を取り直し、今はレンタルもいろいろあるはずだとネットを検索。果たして喪服だけでなく、数珠や靴、ストッキングまで一切合財届けてくれるものがあり、翌日の午前中までに宅配で届けてもらえるとのこと。もう全部ポチポチ押して注文。

月曜日の午前中は更年期症状ほか、もろもろの検査のためお休みをとっていたので、用事はその後にまわせばいいや。有休使え使えってうるさいんだから、こんなときに使わなくてどうする!!

そしてお葬式マナーをYouTubeやらネットやらであれこれ検索。
タイツは失礼だの、香典はお通夜とお葬式に行くならお葬式で渡さないと失礼だの、もううるさいわ!
会場は寒いに決まってるのに、このコロナ化で冷える格好は無理。
お通夜に行けても、あたしだって翌日何があるかわからない。お香典だって渡せるときに渡すわ!

と勝手にいきまいて、お通夜には早く着き過ぎてしまいましたが、そのおかげで。
喪主である旦那さんと話しができ、経緯を聴くことができました。お互い目が合った瞬間。泣いてしまいましたけどね。同期でもあり、仲間でもあり、大事な後輩の夫でもある彼です。
いろんな思いが会った瞬間、かけめぐりました。それは彼も同じだったんじゃないかなと思います。
お子さんもまだ小さいし、気丈にされてましたから。

癌とわかったのは2年前で、落ち着いていたそうなんですが、今年に入って急激に容態が悪化し、自分では立ちあがることもできないような状態になってようやく入院し、翌日には息を引き取られたそうです。

約10年前、彼らが付き合いだしたとき、それまで2人がお似合いだから付き合えばいいなーと何かと画策していたあたしを(そんな必要もなく彼らはちゃんと付き合ってたんですがw)、お食事に招いてちゃんと報告してくれた2人です。あのとき照れながらも、付き合い始めた経緯やお互いへの思いを率直に話してくれた姿が忘れられません。

今回も病気のことも話せていなかったので、突然お知らせしてショックだっただろうと、こちらを気遣ってくれる始末です。

亡くなった後輩は、前に出るタイプではなかったけど、彼女がいると上手くいくっていうんですかね。
仕事はもちろんできる子でしたが、例えば飲み会の場でもさりげなく周囲に気遣いができたり。よくスノーボードをしに一緒に旅行に行ったんですが、彼女がメンバーにいるといろんなことがスムーズに行くんです。
見た目は女の子らしくてもの静かな印象なんですが、ボードは突出してうまくてなんか男前なんですよ。そのギャップもほんとに魅力的でしたねえ、、、。

そんな彼女ですが、実家の家族とはあまりうまくいってないみたいで。同じ匂いがしたのか?親しくなったのはそんなこんな、家族の話しをしてくれたときからです。

最後にスノーボードに誘ってくれたとき、あたしは一回怪我もしてるし、年齢的にも危ないなと思って断ったんですよね。
あのとき、もう一回一緒に行けばよかったなあ、、、。

お通夜に出ても葬儀に出ても、お顔を見せてもらっても、何度写真を見ても、やはりなんだかまだ信じられないなあ。固く目を閉じて動かない彼女と、写真のかわいらしい笑顔や、颯爽と雪山を滑っていたかっこいい彼女とが結びつかないんだよなあ。
彼女はもうこの身体にはいないけど近くにいて、にこにこ笑顔でいるんだろうな。
天国にも雪山はあるかなあ。

病気のことも知らなかったし、何もできなかったなあ。知っていても結果は同じだったかもしれないけど、せめて辛い時、話しだけでも聴けたら、、、あのとき家族の話しをしてくれたように、、、そうしたら少しは気がまぎれることもあったかもしれないのに。

いやもうそれはただのあたしの想いで、彼女はただ一生懸命生きて、大事な家族との時間を過ごせたのかもしれません。

ほんとにお世話になったことしかなかったんだよなあ。
スノーボードなんて、ヘタクソなあたしに嫌な顔一つせず根気よく付き合って教えてくれて。
もっとレベルが高い人と一緒に滑ってたほうが楽しいだろうに、いつもあたしも誘ってくれて。
細やかな気遣いをいつもしてくれて。

最後に見送るときにはもう、「ありがとう。」という言葉しか浮びませんでした。

「ありがとう。」

見えなくなっていく棺に向かって心でつぶやいたとき、ふわふわと、たんぽぽの羽のような白いものが目の前を横切りました。

お返事してくれたのかなあ。



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コメント

Re: No title

alpenkatzeさん
コメントありがとうございます。
そうなんです、本来は純粋に悼みたいころなんですが、現実は様々な準備で戸惑うことも多かったです。前もって準備しておくのは確かに縁起が悪い感じもしますけど、仕事関係だとなんの用意もないのも、すぐにお手伝いもができないなとも思いましたねえ。
最近服装も自由なのでジャケットすら持ってなかったんですよね。
今回を機に、せめて地味目のスーツ、パンプスぐらいは用意して、あとはレンタルを利用しようと思っています。

No title

突然の訃報、今後は自分と同年代の人も増えていくんでしょうね…。
こんな時にこんな話をするのも失礼かもですが、喪服、レンタルあるのですね。
私、今はもう日本での喪服を持ってないので、もし急に必要になったらどうしようかといつも思ってました。
何もないのに前もって購入すると縁起が悪いから買うなとも言われてて(実際、身内でそういうこともあったので)。
すぐにレンタルできると知って少し安心しました。
Secre

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プロフィール

じーる

Author:じーる
2016年にアルコール依存から抜け出し、ようやく自分がやりたいことをちょっとずつ始めたアラフィフ会社員。
自分らしい生活を日々模索中。

猫、馬、熱帯魚など、動物が大好き。
2018年、1人海外旅行に初チャレンジ。
2019年、乗馬にチャレンジ
2020年、コロナと子猫がやってきた!
2021年、今年もコロナの激増でスタート。
今年はヨガを始めました♪

  

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